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2006/12/23

PP&MのレモントゥリーLemonTree日本語訳詳細

非常にマニアックな内容となっていますので、一般の方はご注意下さい。

原歌詞はこちら。
http://www.peterpaulandmary.com/music/f-01-09.htm



訳をさらっと。
(CD「PP&M Ⅰ」のライナーノートを参考にしています。)

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僕がまだ10歳の、ほんのガキだったころ、父が言った。
「ここに来なさい。美しいレモンの木から、レッスンを受けようじゃないか。
いいかい? 愛を信じすぎちゃいけないよ。
ま、そのうちお前も“愛なんて、まるでレモンの木じゃないか”と知ることになると思うけどね。」



レモンの木はとっても美しい、そして花はいい香り。
でも貧弱なフルーツで、とても食べられたもんじゃない。


ある日僕は、恋人とレモンの木の下に横たわった、
その少女の笑顔は、空にある無数の星の中でも一番というぐらいかわいい。

僕らはレモンの木の下で恋に落ち、その夏を過ごした。
音楽のような彼女の笑い声は、
(僕の頭の中から)父のあの言葉を隠してしまった。



レモンの木はとっても美しい、そして花はいい香り。でも貧弱なフルーツだ、
とても食べられたもんじゃない。



ある日彼女は何も言わずに去ってしまった。
僕から太陽を奪ってしまった。
僕は闇の中に取り残され
どういう仕打ちをされたのかを知った。
彼女は他の男のために、僕の元を去ったのさ。
よくある話だが本当におこった。
悲しい思いをしたが、僕は賢くなったよ。
だから(こんどは)僕が、君に唄ってあげる。



レモンの木はとっても美しい、そして花はいい香り。
でも貧弱なフルーツで、とても食べられたもんじゃない。



レモンの木なんて……



*********************************************************



2番のあとのサビの、
impossible to eat.
「イン ポッ! シッ! ブル! トゥ イート」
と強めて歌っています。



おっもしろいですね~!

ようするにここは、パパの、
「impossibleなんだよ! だまされんなよ! 目を覚ませよ!」
という強く伝えたい気持ちを歌い方にあらわしてるんでしょう。

このような表現の仕方があるのか!と、とてもおもしろいなとおもいました。



歌とは「思いが歌詞とメロに込められる」こと……ということを教えてくれるフレーズです。



最初のサビは、
「いいかい、女ってのはなぁ……」と、パパと息子でありながらも男同士の「ヒソヒソ話」って感じがするじゃないですか。

2回目のサビは、
「おいおい、思い出してくれよ、何年か前、パパが教えてあげたじゃないか」と始まり、

「目を覚ませ!!思い出せ!」(強調のimpossible)」となる。

3回目は、
「もうぼくはわかったよ。愛を信じすぎちゃいけないってことをね。もうきみみたいな女には2度とだまされないから。君のおかげでぼくは賢くなったよ。ありがとね。」みたいな、ちょっと皮肉っぽい感じ。彼女より優越してるぞ、というような自身のあるような、大人になったような。



3回出てくるサビを、こう歌い分けられたらステキだと思います。

同じ歌詞、同じハモだからって、同じに歌ってはやっぱりもったいない。
ここは3曲聞かせるつもりで……とおもえば表現しがいがあるってもんですよ。


ライナーノートでは

「僕は父の言葉を忘れていた」となっていますが、
hid(hide)が使ってあります。これは「隠す」という意味があるようです。

ということは、息子はパパの言葉を覚えていたんだけど、
その言葉は彼女の笑顔に負けてかくれて行った……ということかな。
だから、
「忘れていた」ではなく「父のあの言葉を隠してしまった。」のほうが近いかも。

またそうすることで、
「女の子に夢中になったらパパの言葉をすぐ忘れた」という軟派な男の子ではなく、
「パパの言った事をちゃんと覚えていたんだけど……」というようなニュアンスになり、

その子の印象がかわります。



「空で最も美しい星のように」というのもでてくるので、
息子は、彼女の、なによりも笑顔に惚れていたんでしょう。


おそらくこのレモンの木、パパが若かりし日もそこにあったんじゃないかしら。
そして、同じような目にあっていたのかもね。
それを息子にも伝授したと。



ほんとに可愛いお話です。



パパと息子の恋を見つめてきたレモントゥリー。
そうおもえば、歌うの、飽きないですよ~。

かわいらしい女の子と、その子にメロメロになっているまだ純粋な男の子が目に浮かんでくるようです。


あ。
私が担当するパートは

ほとんど歌わないんだった!
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コメント

非公開コメント

私も、偶然ここにたどり着きました。
あのですね。もともとLemonって言葉自体がブスとかの隠語に
なっていて、親父さんはそのときの感情だけで(勢いだけで)
女の子を選んじゃだめだよ。っていう様なことを言っているんだろうと
思います。自然のレモンはでこぼこして言い換えればそばかすだらけ
の田舎の子を想像しますからね。

Lemon Tree

偶然。このWebにたどり着きました。
ちょっと、意味が違うんですよ。Lemonという表現が出た段階で
それは、日本語で有り体に言えば ブスって用言で、かわいこちゃん
ならPeachとかになります。だからImpossible to Eatなんです。
つまり、親父さんは、息子に変な女に引っかかったしないで、kわいこちゃんをガールフレンドにするんだよというようなことを暗に言っているわけです。